五輪種目化を目指す「フルコンタクト空手」を応援しようと、5月23日・24日に大阪府立体育館で行われた「JFKO第2回フルコンタクト空手道選手権大会」の入賞メダルを、株式会社タシロ(市内入野)など県内4社が製作した。
西村拓紀デザイン株式会社(東京都)が中心となり、タシロと有限会社川田製作所(小田原市)、株式会社ダイショウ(茅ケ崎市)の町工場3社が協力。各社が得意とする技術を持ち寄り、オリジナルのメダルを作り上げた。
レーザーカットで特殊デザイン
レーザー加工やワイヤーカットなどの複合加工を得意とするタシロは、高出力レーザーを使ってメダルの成形を担当。金型を用いる一般的な方法では難しい、大会名と日付を精密に切り抜く技術などで、複雑な形状の創作デザインを完成させた。田城裕司社長(53)は「(メダル周りの)ギザギザ部分の加工が特に大変だった」と振り返る。
同社は医療業界で使用される椅子の部品や食品業界の計量機の部品の製造などを手掛けている。精密さが求められる製造過程に高出力レーザーは欠かせない存在と言い、田城社長は「今回の取り組みで高出力レーザーの活用方法の可能性が広がった」と話した。
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