湘南ひらつか織り姫のデビューとなる「湘南ひらつか七夕まつり」が、明日3日から始まる。オレンジの衣装に身を包み、1年を通して市の公式行事などで活動していく織り姫3人の素顔に迫った。
異質な自分うまく活用松本浩代さん(29)
歴史ある七夕まつりの中でも初となる、プロレスラーの織り姫となった松本さん。「生まれ育った平塚で何か形に残せるものを」と考え、織り姫に応募した。
自身を「異質な存在」と語る。「プロレスラーの織り姫という存在を通して、七夕を知らなかった人へお祭りの魅力が伝われば嬉しい」と、独自の立ち位置で七夕の魅力を伝えるつもりだ。
決定の知らせを一番に報告したのは母親だった。プロレスラーとしての活動には反対だったという母親も、今回は手放しで喜んでくれたといい「少しは恩返しできたかな」と照れ笑いを浮かべた。
市民と感動分かち合う高橋ときわさん(26)
高橋さんは3年前、市内建機メーカーへの就職を機に東京から平塚へ越してきた。新天地での慣れない生活に戸惑いもあったが「平塚の方々がとてもあたたかく接してくれた。海や山があってとても暮らしやすいし、家族で住むなら平塚がいいな」と、今ではすっかり平塚の虜になった。
「もともと人前に出るのが苦手だし、2人と比べて特出するものがないんです」
という高橋さんの武器は、持ち前の笑顔と愛嬌の良さ。「私たち織り姫を見に来れば平塚をもっと好きになれる、そんなきっかけづくりができたら」と、大役にも自信たっぷりだ。知らないことが多いからこそ、新鮮な感動を吸収できる。「大きなことを市民の方々と一緒に成し遂げられるのが楽しみ」と目を輝かせた。
得意の歌で平塚をPR高橋香緒里さん(23)
「小さいころから織り姫は憧れでした」という高橋さんは、大学1年生の時にも織り姫セレクションに挑戦。学業との両立を考え辞退したが、再チャレンジの今年、見事織り姫の座を射止めた。「自分も楽しむつもりで活動すれば、周りの人にもお祭りの素晴らしさが伝わるはず」と、慣れ親しんだ七夕まつりをこれまでとは違った視点で考える。
声楽家としての実績を買われ、開会式では師と仰ぐ作曲家の團伊玖磨が手掛けた『平塚市歌』を歌う予定だ。「七夕まつりを契機に、市歌をもっとたくさんの人に聴いてもらえたら」と意欲を見せる。
日ごろはモデル業やアルバイトを兼務し、日夜問わず多忙な日々を送る。「思い立ったらすぐ行動がモットー。休みの日が晴れていたら、家にいるのがもったいない」。3人の中で最も小柄な体格に負けず、エネルギッシュに走り抜く。
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