第55回全国中学校水泳競技大会(8月17日〜19日、秋田県立総合プール)で、江陽中学校3年の日口(ひぐち)優さんが女子100m自由形に出場し、3位に輝いた。
初出場となった全国大会の予選会を57秒86の自己ベストタイムで2位通過した日口さん。決勝は「順位にこだわらず、雰囲気を楽しもうと思った」と自然体で臨み、57秒90をマークして表彰台を勝ち取った。
4歳から始めた水泳競技は、今年で11年目。現在は神奈中スイミングに所属している。中学1・2年では、全国大会出場の基準となるナショナルタイムに届かず「結果が出なくて、水泳をやめようかと思った」と伸び悩む時期もあったという。
5月の連休に行った合宿で、転機が訪れた。ロンドン五輪に出場した小堀勇気選手を育成したコーチの指導を受け、短期間で基礎から泳法を変えた。日口さんは「今までで一番きつい練習でしたが、合宿がなければ今のタイムは出なかった」と振り返る。水泳部顧問の吉田知弘教諭(27)は「学校生活においても、納得がいくまで疑問を追求する姿勢を見せている。その向上心が水泳にも表れているのでは」と話す。
9月に和歌山県で行われる「国民体育大会水泳競技大会」にも、県の代表選手として出場を予定する。「ベストタイムを出して、チームに貢献したい。優勝目指して頑張ります」と抱負を語った。
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