中区・西区・南区 社会
公開日:2026.04.02
衣装持ちの「お地蔵くん」 南区の大原さん 季節に合わせて手作り
伊勢佐木町7丁目にある「子育て地蔵尊(一六地蔵尊)」の前に、ちょこんと佇む小さなお地蔵様―。毎月衣替えが行われ、街行く人たちの目を楽しませている。
通称「お地蔵くん」が着ている衣装は、一六地蔵尊に隣接するアロマショップ&サロン「タッチまいはぁと」の店長・大原千恵子さん(68)=南区宿町=が全て一人で手作りしている。
6年間で70着
「実はこのお地蔵くんは商店街の人が持ってきた貯金箱なんです」。花壇の柵の上に飾ったが、「頭が寒そう」と毛糸の帽子を編んだのが始まり。以来、端午の節句のかぶとやクリスマスツリーなど、季節に合わせて帽子を制作。その姿をSNSで紹介してくれる人がいることを知り、帽子だけでなく、服や小物にもこだわるようになった。人気のアニメキャラクターに扮した衣装は、子どもたちにも好評だ。
モットーは100円ショップや廃材を使い、材料費をかけずに制作すること。大原さんのアイデアとセンスが光り、思わずくすっと笑ってしまう”コスプレ風衣装”も多い。今まで作った衣装は6年間で約70着にも上る。「これ以上作らなくてもいいくらい、衣装持ちなんですけれどね。皆さんが新作を楽しみにしてくれるから」と大原さん。訪れる人たちの笑顔が励みになっている。
◇
4月7日(火)、8日(水)の10時〜15時、一六地蔵尊で地蔵菩薩に甘茶をかけて子の健やかな成長を祈願する「花まつり」が行われる。参拝がてら、お地蔵くんのファッションにも注目だ。
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