東海大学は、同大卒業生で、昨シーズンをもって巨人軍監督を退任した原辰徳元監督の功績をたたえ、「東海大学特別功労賞」を新設した。18日に原元監督に対する同賞の表彰式と合わせ、シドニー五輪柔道金メダリストで同大武道学科の井上康生准教授との記念対談を実施し、同大学生や近隣住民など1500人を超える来場者が詰めかけた。
原元監督と井上准教授はともに東海大相模高校出身。同大に進学し、学生時代から日本代表として注目を集めるなど、複数の共通点を持つ。「わが母校、東海大学。戻ってまいりました」と原元監督が挨拶すると、客席からは拍手が響いた。小さい頃から巨人の大ファンだったという井上准教授は、「対談の機会をいただいて光栄。でも本当は、客席で見ていたかった」と緊張した様子で話していた。
原元監督への質問コーナーでは、「大学時代、大事にしていたことは」という学生の問いに、「最初は漠然とした目標でも、少しずつ階段が上がり、ステージが変わっていくのを感じてほしい」と回答。大学リーグ三冠王や、在学中に日本代表として世界大会に出場した自身の経験を踏まえ「高みを望んで、自分はできると思うことが大切」と話していた。
プレゼント抽選会ではバットやサイン色紙、ボールなど5点が用意された。バットを当てた同大サッカー部の学生が景品を受け取りに檀上に上がると、「ちょっと振ってみなさい」と原元監督が声をかける場面も。学生が一振りすると、「サッカー部のスイングだな」と首をかしげ、会場の笑いを誘っていた。
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