江戸幕府の開祖・徳川家康の没後400年の節目に、平塚市に残る家康の史跡や伝説を一堂に会した特別展「ひらつかの家康伝説―由緒と地域―」が、3月19日(土)から5月8日(日)まで平塚市博物館で開催される。
同館の早田旅人学芸員によると、地元に残された多くの史跡や伝説は、1590年の関東入国を機に平塚と家康が深く関わってきたことを物語っているという。
市内片岡の宮川家では、先祖・宮河家嗣が家康の関東入国の際、六所神社(大磯町国府本郷)から吉沢村(平塚市)まで一行を案内し、自宅に泊めたと伝えられてきた。その時に、家康から賜ったとされる葵紋の描かれた茶碗も残されている。
また、豊田本郷にある豊年山清雲寺と中原御殿は、江戸と京都などとの往返の休憩所に使われていた場所として知られている。
清雲寺は、中原御殿が出来る前から鷹狩の拠点とされており、家康が寺内の水で茶を飲んだことから「御茶屋寺」とも呼ばれている。
特別展では、宮川家所蔵の茶碗や、家康から下賜されたと伝えられている清雲寺の銚子などが展示される。その他、金目川の大堤が家康の計らいで建築されたという伝承など、地域と家康とのつながりが多数展示される。
早田さんは「史実か分からない事もありますが、家康の事跡は平塚の地域形成に大きな影響を与えています。今回の特別展が地域の歴史に目をむけるきっかけになれば」と話す。
入館無料。月曜休館(3月21日は開館)。時間は、午前9時から午後5時まで。詳細は、同館【電話】0463・33・5111。
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