リオ五輪の卓球競技で、男子シングルス銅メダル、団体銀メダルを獲得した水谷隼選手の活躍で、(株)フリーデン(森延孝代表取締役社長)が販売元の「水谷隼カレー」が話題となっている。選手やコーチらも現地で食べるなど、食事面で日本チームを支えた商品だ。
「水谷隼カレー」は、カレー好きの水谷選手が監修を務めたレトルト商品で、ジャガイモや人参、やまと豚を用いたポークカレー。同社は、日本卓球協会を通して150個を男子卓球チームに差し入れたと言い、水谷選手をはじめ他の選手、コーチらもリオで毎日食べていたそうだ。
男子シングルスの3位決定戦が行われた8月12日には、出社していた社員数名がテレビで観戦。銅メダル獲得の瞬間を喜んだ。橋本清流通渉外部マネージャーは「鳥肌が立った。みんなで『良かったね』と握手をした」と振り返る。
同社と水谷選手の出会いは4年前。国内トップだった水谷選手と知り合いの社員がいたことが縁で、2013年11月29日にスポンサー契約を締結。「食事が合わない」といった海外遠征の苦労話や「好物のカレーを持っていきたい」等の要望がきっかけで商品開発に乗り出した。
同商品は、200g中に具が100gの具沢山カレーとなっており、別添のスパイスで好みの辛さに調整できる。また徹底した管理下で養豚から加工、販売などを確立する同社とあって国産食材にこだわり、化学調味料を一切使用していないのも特徴だ。
主にネット販売のほか、卓球用品店などに陳列されており、卓球関係者の間で知られている商品だったが、水谷選手の活躍で問い合わせが殺到。年間1万個だった売り上げが、メダル獲得後に8000個の予約が入り、生産が追い付かない状況になっている。
水谷選手は先月23日、帰国するとすぐに同社本社(南金目)を訪問。メダル獲得の報告と感謝の言葉を述べ、出迎えた役員や社員らと喜びを分かちあった。同社では「食という部分で日本選手の力になれてよかった。今後の活躍にも期待したい」と話している。
同商品は、市内のスーパー「しまむらストアー(一部店舗除く)」で9月以降の販売が予定されている。
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