日本プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が20日に開かれ、東海大学野球部の丸山泰資(たいすけ)投手(21)=文学部アジア文明学科=が、セ・リーグの中日ドラゴンズから6位指名された。
午後5時に始まったドラフト会議。次々に指名選手の名がコールされるなか、湘南キャンパスの会見場では多くの大学関係者や学生らがテレビ中継に注目し、その時を待った。
6時54分。中日の6巡目指名で「丸山泰資」の名前が読み上げられると、周囲からは大きな拍手と歓声が沸き起こった。野球部寮から会見場に駆け付けた丸山投手は、硬い表情で「チームの役に立てるように、この先もしっかり努力をしていきたい」とあいさつした。
中日の印象については「(出身地である)愛知のチームなのであこがれがありました」と明かし、「6位指名なので1軍で投げる機会はなかなかないと思いますが、一つひとつ与えられた仕事をこなしていき、何年か経った時に主軸として投げられるようになりたい」と意気込みを語った。
対戦したい相手について「選手全般」と個別の名前は避けたが、千葉ロッテ1位指名の佐々木千隼投手(桜美林大)を挙げ「大学の試合で何度かあたっているので、プロの舞台で投げ合ってみたい」と対戦を熱望した。
会見に同席した横井人輝監督は、入学した当初からプロ入りを勧めていたといい、「”もっと上位指名されるべき選手”と言われるような活躍を」と愛弟子にエールを送った。
丸山投手は愛知県出身。同県の強豪・東邦高校では3年夏に県大会準優勝。東海大学では2年春から登板し、2015年春には日本体育大学戦で無安打・無四死球の「完全試合」を達成している。175cm・77kg。右投げ右打ち。
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