平塚版 掲載号:2017年7月27日号 エリアトップへ

2017年度の日本地質学会論文賞を受賞した 野崎 篤さん 市博物館学芸員 32歳

掲載号:2017年7月27日号

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恐竜時代のロマン今も

 ○…論文の主題は「三浦半島に見られる氷河期の地層」。150万年前とも推定される悠久の時を緻密な調査でさかのぼり、各層の「年齢」を割り出した。自ら筆頭著者を務め大学教授ら8人の連名で大学在学中に仕上げた全編英文の力作は高い評価を受け、今年度の日本地質学会論文賞に輝いた。「受賞に恥じないようこれからも地質学の分野に関わっていけたら」と謙虚に意気込んでいる。

 ○…横浜市保土ヶ谷区に生まれた。もともとはスポーツ少年だったが、8歳の時に映画館で観た「ジュラシックパーク」が転機に。どう猛さと繊細さをあわせ持つ恐竜が現代に蘇るという世界観に魅せられ「親に頼んで3回も観に行くほど衝撃の体験になりました」。その記憶は色褪せることなく心に残り続け「太古の地球環境を研究しよう」という志につながった。高校卒業後は横浜国立大学の地球環境課程に進んだ。

 ○…在学中は年代ごとに当時の環境を地層や岩石から解明する地質学の分野を学び、大学院生だった29歳で学術博士号を取得。現在は平塚市博物館で学芸員として働く。博物館で開催中の特別展「川原の石のメッセージ〜ひろって学ぶ大地のなりたち」では企画の段階から携わり、これまでに積み上げた知識と研究成果を惜しみなく注いだ。「詳しく、でも分かりやすく」にこだわったといい「一人でも多くの方たちに地質学の面白さと感動が伝わってくれればうれしいですね」と期待を寄せている。

 ○…「研究は生きがいに近いもの」ときっぱり。今後は、平塚市内の各地に残る地層に着目し「災害対策の一環として地下情報を調査したいです」と前を向く。地域に密着した博物館の運営に尽力しながらも、地質学から離れるつもりはない。夢は「いつか恐竜時代を研究すること」。8歳の時にあこがれた獣脚類恐竜「ユタラプトル」が生きた白亜紀の地球環境を解明する日が訪れるかも知れない。

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