平塚市立土屋小で2014年10月、図工の授業中に当時6年の男子児童(12)が、ほかの児童を迎えに来た保護者の車にひかれて死亡した事件を調査検証する「市立学校事故・事件等調査委員会」が9月29日、市役所で初めて開かれた。
調査委は、学校事故・事件や車両事故に見識のある弁護士、学識経験者など5人で構成。市教育委員会が作成した「事件検証・安全対策検討委員会調査報告書」を基に、発生要因や遺族対応などについて検討し、18年度中に報告書をまとめ、答申したいとしている。
この日は吉野雅裕教育長が「一切非のない児童を失わせてしまい申し訳ない」と謝罪した上で「委員には教育委員会と学校に厳しい指摘を願いたい」と話し、委員に委嘱状を交付した。
委員長に選ばれた国士舘大学文学部准教授で教育法に詳しい堀井雅道さんは、「事故から既に3年が経過している。遺族の意向に寄り添いながら再発防止策の提案に努めたい」と話した。
遺族が加害者と県、市に9000万円余りの損害賠償を求めていた訴訟は9月15日、横浜地裁小田原支部が担任教諭の過失を認め、県と市が加害者と連帯して7270万円を支払うよう命じている。
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