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平塚・大磯・二宮・中井 文化

公開日:2017.10.12

リトアニアの文化体感
ピンク色のボルシチなど調理

  • できたてのリトアニア料理を食べる参加者

 東京五輪の事前キャンプを平塚市内で開くリトアニア共和国のことを広く知ってもらおうと7日〜9日、花菜ガーデンでリトアニア共和国フェアが開催された。伝統工芸品であるハンドメードブレスレットの講習会のほか、リトアニア料理教室も開かれ、参加者は異国の文化に親しんだ。

 料理教室では、料理研究家で『旅するリトアニア』の著者でもある口尾麻美さんが講師となり、ピンク色の冷たいボルシチ「シャルティ・バルシチャイ」と、家庭料理として食べられているポテトパンケーキ「ブルヴュ・ブリーナイ」を調理した。

 口尾さんは「ビーツをリンゴジュースに漬けたり、ディルを塩もみしたりするのは素材の色を美しく保つため。色彩を大切にするのもリトアニア流です」と話し、参加者はピンク色のビーツの鮮やかさに驚いた様子だった。

 母国の料理を作れると知り京都から参加したリトアニア人留学生のイェヴァさん(26)は、「日本では材料が手に入らず、あまり故郷の料理を作れていない」と話し、他の参加者から「本場の味に近いですか」と聞かれると「はい、とても懐かしいです」と笑顔を見せていた。

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