国際ロータリー第2780地区第8グループ(常盤卓嗣ガバナー補佐)が2月10日、熱海の街を再生に導いた同市長の齊藤栄氏を招いた講演「まちに活力を 地域の魅力をみつけよう」を開催した。
齊藤氏は2006年、財政破綻のレッドカードが出ている熱海市長選に出馬し、初当選した。最初の仕事は新庁舎建設や駅前広場再開発のストップ。職員や市長の給与も削減し「精神的にはつらかった」と苦笑いを浮かべるが、財政危機の大きな要因でもあった不良債務を10年で解消した。
次に着手したのが熱海のメーン産業である観光資源の強化だ。齊藤氏は「自分の地域の宝は何か、しっかりと見定めて磨き上げるのが大切」と、日本で一番早咲きのあたみ桜と熱海梅園を整備。そのほか、熱海市在住のソムリエ、田崎真也さんを審査員に招いた熱海ブランドの創出や、テレビ番組や映画のロケ地を誘致する活動といったプロモーションがかみ合い、減少傾向だった観光客数のV字回復を果たした。
齊藤氏は「今後は教育や福祉に力を入れ、人口定着を図りたい。平塚の宝物は何ですか」と語りかけた。
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