高度な製造技術を誇る市内企業を紹介する催し「平塚のいい所、発見春休み工場見学会」が先月27日、大神の山協印刷(株)(杉山昌行代表取締役社長)で初めて開催され、およそ30人が参加した。
地域にある企業の高い技術力を知ってもらおうと、平塚商工会議所工業部会が企画した今回のイベント。会場に選ばれた同社は、企画・デザインから印刷・納品までを行う総合印刷会社で、特殊デジタル印刷機や大型オフセット輪転機、世界に1台しかない自社開発の輪転機を完備する。
見学会当日、参加者らは同社担当者から会社の歴史や事業内容についての説明を受けた後、稼働中の工場内へ。ロール状の印刷紙やインクの保管庫、印刷された紙を高速で運ぶベルトコンベアー、印刷物が裁断される様子などを間近で見た参加者たちはみな目を丸くして驚いた表情をみせていた。見学には同社の杉山社長も同行、参加した子供たちに分かりやすく説明したり、質問にも笑顔で答えていた。
見学の後、杉山社長はあいさつに立ち「紙はインターネットと違って五感で感じられる素晴らしいもの。これからも紙文化をしっかり守っていきます」と抱負を語った。
親子で参加した片岡義弘君(8)は「印刷されるスピードが速くてびっくりしました。新聞や広告チラシを毎日見ているのでとても参考になりました」と満足した様子だった。
次回の日程は未定だが、今後も見学会を開催していく方針。
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