平塚学園高校の辻前綾里さん(15)が6日に行われた関東高校大会県予選の体操女子個人総合で初優勝した。1年生ながらつかんだ栄冠に「素直にうれしい。練習の成果が出せた」と顔をほころばす。6月9・10日に群馬で開催の関東高校選手権大会に出場する。
身長141cmと小柄ながら、体の隅々まで神経を張りめぐらせた堂々とした演技だった。平均台で種目別1位を獲り勢いづくと、床で「後方伸身宙返り3回ひねり」を成功させた。試合を見守った同校体操部顧問の三橋幸彦教諭は、「大きなミスもなく、指先までぴんと伸びており、すべての技の完成度が高かった」と称賛の拍手を送る。
辻前さんは横浜市鶴見区在住で4人きょうだいの長女。家族で鑑賞した劇団四季の公演『キャッツ』で、出演者が手を使わずに側転するパフォーマンスに感動し、小学1年から競技を始めた。中学2年まで地元の体操クラブに所属。さらに力をつけようと、中学3年から小田原にある「とらい体操クラブ」に移籍して現在、週6回の練習に精を出す。
「体操に集中できるのは両親のおかげ」と辻前さん。「8月のインターハイや全日本ジュニア選手権にも出場して、自分の演技をしていきたい」と、さらなる躍進に向けて邁進している。
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