中学生硬式野球チーム「平塚リトルシニア」の向川夏輝さん(14)=南金目在住、金目中学校3年=が、リトルシニア日本代表に選出され、先月末に米国イリノイ州で開かれた「MCYSA全米選手権大会」に出場し優勝、大会5連覇に貢献した。
全米選手権大会はブラジル代表やプエルトリコ代表、アメリカの州代表など17チームが競った。
向川さんの代表デビューはオープン戦で先発投手として起用された。初めて対峙する外国人選手との体格差に「緊張した」とはにかむが、2回までの登板で無失点に抑え、チームの快進撃の流れを作った。予選は3戦合計23得点1失点で全勝し、1位で通過した。
決勝トーナメント初戦で日本代表はミシガン州代表に4対0で危なげなく勝利。続くブラジル戦で、向川さんは中継ぎ投手として3回と4回に登板。「投げながらマウンドの違いなどの感覚をつかんだ。体格差は的が大きいと前向きにとらえ、思いっ切り腕を振ることができた」と、持ち味のコントロールで打者の弱点を鋭く突き、5奪三振の好投、9対1の5回コールド勝ちに貢献した。
決勝は、予選3試合43得点の猛打が武器の地元イリノイ州代表と対戦。向川さんは先発ライトでフル出場、チームは堅実な守備で完封し7対0で勝利、頂点に輝いた。
大会を通して向川さんは「外国人選手にも投球が通用するという自信になった」と遠征の成果を実感、「チームメートのレベルが高く、今後の自分のものさしになった」と大きな収穫を手にした。
父親の影響で小1から野球を始めた向川さん。中学1年で出場した「全国選抜リトルリーグ野球大会」ではエースとして活躍、日本一に輝いた。
この活躍がリトルシニア協会関係者の目に留まり、今年5月のセレクションに参加、全国2万人の選手の中から日本代表18人のメンバーに選ばれた。今後は「高校で甲子園を目指して頑張りたい」と意気込んでいる。
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