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平塚版 公開:2018年9月20日 エリアトップへ

オーガニック野菜の産地へ 都内企業が耕作放棄地を活用し

経済

公開:2018年9月20日

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湘南平のテレビ塔を望む圃場で事業に取り組む白土代表(左)と内田さん
湘南平のテレビ塔を望む圃場で事業に取り組む白土代表(左)と内田さん

農業学校も設立

 飲食店や宅食事業を展開する株式会社いかす(本社・東京都港区)が、市内出縄の耕作放棄地1万平方メートルを開墾し、店舗で活用する有機野菜の生産や新規就農者育成などに活用、今後は観光農園化にも取り組みたいとしている。

 平塚市や農業委員会によると、この土地は果樹や飼料用作物を栽培していたが、5年ほど前に所有者の高齢化と担い手不足で耕作放棄地になっていた。人の背丈ほどに雑草が生い茂り、業者や一般市民が廃タイヤやテレビなど不法投棄も目立っていたという。

 同社は、有機野菜の料理を提供する飲食店を経営していることから、自前での食材調達や農業振興に関心が高かった。白土卓志代表(40)は、「平塚は都内からのアクセスが良く、見晴らしが良い。絶好のロケーションだった」と話す。

 同社はまず、約1万平方メートルの農地の開墾からスタート。ユンボや4tダンプを用いて雑草を切り拓いた。微生物や木材チップを活用してオーガニック野菜を生産する「炭素循環農法」で、トマトやナス、ピーマン、白菜などを栽培。有機野菜を売りにした自社の飲食店で提供しているほか、市内南原の大型スーパーマーケットにも出荷している。

 また農業の後継者不足を解決するため、新規就農者向けの農業学校「サスティナブル・アグリカルチャー・スクール」を今年9月に開校した。春夏コース(9月〜2月)と秋冬コース(3月〜8月)の2期制で、講師の内田達也さん(42)は「自然栽培や有機農業の知識と技術をしっかり学ぶことで、従来の有機農業のイメージが変わるはず」と紹介する。

 この圃場を担当する白土代表と内田さんは、約2年前に平塚市内に移住した。オーガニック野菜を用いて地域振興にもつなげたいとしており、白土さんは「平塚市内は安価で質が高いオーガニック野菜が食べられると評判になればシティプロモーションにつながり、結果的に地域が元気になるはず」と、今後はオーガニック・ブルーベリーの観光農園設立を構想。この圃場から「湘南オーガニックタウン」にむけて、その魅力を発信していくつもりだ。

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