市内桃浜町に道場を構え、多くのプロ棋士を輩出した木谷實九段の功績をたたえる「第23回湘南ひらつか囲碁まつり」が10月14日(日)、紅谷パールロードを中心に開催される。午前11時〜午後4時45分。
木谷實(みのる)九段(1909―75)は昭和を代表する大棋士。自宅に構えた「木谷道場」で弟子を下宿させて指導、50人を超える俊英を囲碁界に輩出し、「囲碁のまち」の由来となった。
メインイベントの「1000面打ち」(午後1時〜4時30分)は、同商店街約180mにわたって碁盤を並べ、一般参加者とプロ棋士が対局する。今回は北海道から佐賀県まで最高齢96歳から6歳の愛好者が参加。プロ棋士は二十四世本因坊秀芳や小林覚九段といった木谷道場門下生と、日本棋院から高尾紳路九段、石倉昇九段など総勢74人が対局のため来場する。
また、今回は初めて、視覚に障害をもつ人向けの碁盤「アイゴ」が1000面打ちに用意される。アイゴは、碁盤の目が立体的な造りとなっており、裏側に溝のある碁石を碁盤にはめ込む仕組み。黒の碁石の表面に突起をつけ、白黒の判別がつくように工夫されている。
30年以上前に考案されていたものを木谷實の三男、木谷正道さんが復刻させた。当日は、県立平塚盲学校の生徒を中心にプロ棋士に挑む。
当日参加枠は200人を受け付ける(定員超過時は抽選/大人1000円、高校生以下無料)。
このほか▽初心者向け個別指導コーナー(11時〜4時/無料)▽石倉昇九段の囲碁入門教室(1時30分〜2時30分/無料)▽トッププロの囲碁教室(1時40分〜3時/無料)などが開催される。
問い合わせは、市まちづくり財団文化事業課【電話】0463・32・2237へ。
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