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公開日:2019.01.01
「聖地巡礼」で平塚に活気
地獄の担担麺天竜 県外からの客足も
根強い激辛ブームに乗って昨年、全国的に知名度を上げたのが「地獄の担担麺 天竜」((株)ケーシー・ジャパン、中山健治社長/本店・紅谷町)だ。テレビの情報番組では強烈な辛さで芸人を次々と悶絶させ、サッポロ一番からカップ麺も全国販売されるなど、話題を振りまいた。
「本店の味を求め、県外から来店するお客さんも増えた。平塚を訪れる動機となり、賑わい創出に貢献するということが、少しずつ形になってきた」と社長の中山さんは話す。
同店は現在、神奈川県と東京都、宮崎県で10店舗をライセンス展開する。都内では「地獄の担担麺護摩龍」の暖簾を大久保駅や五反田駅前で掲げると、辛党の著名人がブログなどで反応、テレビでの露出も増え、カップ麺発売が決定打となり、爆発的に認知度を上げた。
嬉しい誤算は「聖地巡礼」するファンが意外にも多いことだ。「他にない店が集積すれば、きっと平塚の中心街も賑わうはず」。創業当時からの思いが形になってきた。
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戸塚にあった父の中華料理店で修業した中山さんが、平塚に店を構えたのは特別の理由があったからではない。条件に合う物件があり、海のあるまちの空気が気に入った。
中華料理店「アジアン食房」を1999年に開店。スタイリッシュに本格中華を楽しめる店づくりで、女性に支持される繁盛店となった。FC展開にも乗り出したが、契約者の不祥事で頓挫、多額の債務も背負わされる形で苦しい時代が続いた。
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「選択と集中」はあまりにも知られた基本的な経営戦略だ。
祖父の代から受け継がれた担担麺は、惜しげもなく大量に使う胡麻の旨みが特長で、父の店でも平塚の店でも一番の人気商品だった。麻婆豆腐などの料理もファンが多かったが、担担麺の専門店として勝負するため、勇気をもって切り捨てた。
専門店化で行きついたスタイルが「地獄の担担麺」だ。他で食べられない地獄の辛さにこだわった。ライセンス店舗から「辛くないラーメンも売りたい」との要望もあったが耳を貸さなかった。
担担麺は、スコビル値(辛さの単位)や風味の異なるハバネロやキャロライナリーパーなど数種の唐辛子を配合し、辛さレベルを調整。胡麻たっぷりの製法は守り、辛い中にも旨みを感じる担担麺に仕立てている。
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平塚本店は今も人に任せず、中山さん夫妻で切り盛り。「地元ブランドとして認知してもらえるように頑張りたい」。今後はライセンス店舗の出店者を募り、全国的に看板を広げたいと野心的だ。
■地獄の担担麺天竜本店【電話】0463・22・3686/平塚市紅谷町11の10※出店募集はホームページに情報を掲載中
㈱ケーシー・ジャパン
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平塚市紅谷町11-10
TEL:0463-22-3686
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