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平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2019.05.01

平塚商工会議所青年部(平塚YEG)の会長に就任した
二見 義和さん
アサヒ地所社長 43歳

「本来の平塚らしさ必要」

 ○…「自社の個性、付加価値を創造し、アピールできない企業は淘汰される。青年経済人として研鑽し準備をしておく必要がある」と、4月総会の所信表明で訴えた。今年度のスローガン「可能性〜中小企業の社長たちよ目の前のチャンスに挑め!〜」には、YEGで学ぶ45歳までの間に事業成長の可能性を探り、将来の商売の礎を築こうとの思いを込めた。

 ○…経営する不動産会社「アサヒ地所」(老松町)は1972年、四之宮で農業を営んでいた祖父が国道整備の用地買収に伴い事業転換を決断して設立した。「起業からそのまま同じ仕事を続けていくのは難しい。多くの企業が事業転換のターニングポイントを経験している」と、可能性に挑戦しようとのスローガンと重ねながら語る。

 ○…都心から横浜、茅ケ崎へと不動産需要が高まる中、その波が相模川を越えてこないのがもどかしい。「駅前一等地に駐車場が多いのは、他の投資価値が低いという見られ方でもある」と指摘。地域力は地価にも反映する。「湘南のイメージよりも、本来の平塚らしさを見つけていく必要があるのでは」と語る。

 ○…この春、長男は大学、次男は高校にそれぞれ入学した。薬学部に進学した長男に「会社を継ぎなさいと言うつもりはなく、やりたいことをして欲しい。ただ、将来的に子供が何かをしたいと望む時、継げる何かは残しておきたい」と思う。

 ○…若い経営者や後継者らが自己研鑽をするYEG活動について「地元の情報を共有し、同じ立場で相談する仲間ができる」と魅力を語る。七夕まつりや小学生駅伝大会、一般公開セミナーなど地域事業も継続して取り組む。今年度は創設30周年にあたり「地域にも価値のある記念事業を考えたい」と話している。

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