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平塚・大磯・二宮・中井 社会

公開日:2019.07.25

長かった梅雨 影響は
海水浴、夏野菜、傘の修理

  • 修理を終え返却を待つ大量の傘

  • 雨雲が広がり閑散とした海岸(7月19日)

 今年の梅雨明けもそろそろ秒読み。長かった梅雨の影響は市内にも広がった。日照不足や低気温が続き、例年と比べ海水浴客の出足は鈍く、夏野菜の生育も遅れが見られている。一方、雨具の需要は高まった。

 湘南ベルマーレひらつかビーチパークは7月13日に海開きをしたが、雨雲の停滞が客足を遠ざけた。それでも晴れ間の広がった17日、夏を待ちわびたかのように海水浴客で賑わったという。同ビーチセンター長の米田豊土さんは「台風もなく海は穏やか。ライフセーバーも万全の準備をしているので、早く梅雨が明けて欲しい」と話す。

 日照不足の影響は夏の露地野菜の生育にも影響を与えた。JA湘南によると、6月下旬に始まったナスの出荷量は昨年同期と比べまだ半数程度で、キュウリと同様に出荷のピークがずれこんでいる。田植えの終わったばかりの稲も生育が一週間程度遅れているとの報告も出ているという。

 傘専門店「こばり」(明石町)では、傘の修理依頼が昨年と比べて倍増しているという。多い日には30本以上の傘が持ち込まれ、修理作業に追われている。店長の片山浩江さんは「今年は風が強い日が多く、長雨の影響で使う機会も多かったんでしょう。うちはお天気商売ですから」と嬉しい悲鳴を上げていた。

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