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公開日:2019.09.26

山梨医院に”皮膚科開設”
「皮膚科は僕が診ます」
医師・医学博士の治斗(はると)さんが診療開始

  • 山梨医院の山梨煕一郎院長(左)と、孫の医師・医学博士の山梨治斗さん。「おじいちゃんと一緒に仕事ができるということが何よりうれしい」。

 半世紀以上、地域医療に貢献してきた山梨医院(立野町)。これまで山梨煕一郎院長が内科、外科、放射線科を診てきたが、10月1日(火)から、院長の孫・治斗さん(30)が週に一度、毎週火曜日に皮膚科を診療する。

 治斗さんは平塚で生まれ、小学5年でスイスへ。中学1年時に帰国し、攻玉社中高を卒業。2014年、北里大学医学部を卒業し、順天堂大学医学部附属順天堂医院で研修し、同院皮膚科に入局。同時に順天堂大学院に所属する傍ら、アメリカのヴァンダービルト大学で皮膚のバリア機能の研究を行い、国際的に権威のある学術誌に論文を発表した結果、順天堂大学院を飛び級で卒業した。

 2019年4月からは順天堂大学の助教に就任し、外来と病棟診療の傍ら学生に講義もしている。

「診療から治療まで全てに携わり、完結できる」

 医師の祖父と父の背中を見てきた少年は、物心ついた頃には当たり前のように医学を志した。

 皮膚を専門とした理由を問えば「治ったか治って無いかが単純明快」。患者にも自分が治っていく様子がわかるので、回復した患者の明るい表情をみるのが何よりうれしいという。そして「皮膚科は診療から治療まで、全てに携わり完結できる」と、責任をもって患者と真正面から向き合う姿勢が伺える。

 夏はとびひや虫さされ、水いぼなど疾患が多いが、秋から冬は皮膚も比較的落ち着く。しかし、乾燥は大敵だ。老若男女に肌はあるが、その性質は千差万別。治斗医師に聞くと、肌トラブルを防ぐ鍵は「その人に合った保湿とタイミング」。皮膚のバリア機能の研究は、にきびや肌荒れにも応用できる学問。「子どもから年配の方まで小さなトラブルでも気軽にいらして下さい。身に付けた医学で平塚に少しでも恩返しできればと思っています」と話した。留学経験から英語も堪能。外国人の患者も受け入れている。

山梨医院

神奈川県平塚市立野町10-26

TEL:0463-31-1820

皮膚科新設 毎週火曜日10-12時、14-17時

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