東中原在住の佐々木宏樹さん(41)が、10月に米国アリゾナ州で行われた水上バイクの世界大会「IJSBA WORLD FINALS2019」30歳以上のベテランスキーGPクラスで優勝した。3日、落合克宏市長を表敬訪問し、優勝を報告した。
競技は1周約1・2Km(直線距離換算)のコースを9周するレースを2本行い、着順によるポイント制で勝敗が決まる。レースには10人が出場し「来年のテスト走行のため、気負いせずに出場した」という佐々木さんは、リラックスを心がけた走行で1本目をトップで駆け抜けた。
2本目の前、日本から来てくれたサポートメンバーたちは「守るな、攻めろ」と激励。鼓舞された佐々木さんは果敢に攻め続け2位でフィニッシュし、獲得ポイントの合計で優勝した。
2011年に免許を取得し、相模川などで練習を積んだ。13年にレースに出場すると、17年には世界への挑戦も始め「3年以内にチャンピオンになる」と決めた。
しかし、肩の脱臼などけがに悩まされ「去年まではやめる理由を探していた」というが「中途半端で終わりたくなかった」と挑戦し続けた。
水上での躍動感、地上では味わえない感覚はほかの何物にも代えがたく、これからも競技を続けながら「後進に協力したい」と佐々木さん。選手として結果を残し、迷惑行為も取り沙汰される水上バイクのマイナスイメージを拭いたいと考えている。
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