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市防災講演会 「自分で情報収集判断できるよう」 風水害は「予測可能」 気象予報士が備え呼びかけ

社会

掲載号:2020年1月23日号

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講演のようす
講演のようす

 平塚市防災講演会「『自分ごと』として備えるために」が1月18日、市中央公民館大ホールで開催され、寒川町在住の気象予報士・高橋克実さんが風水害の備えについて講演した。同後援会は市民の防災意識の高揚を目的に毎年行われ、約300人が来場した。

 高橋さんは東海大学大学院理学研究科で偏西風の蛇行のメカニズムについて学び、2017年に気象予報士と防災士の資格を取得。現在は日本気象予報士会神奈川支部に所属している。

 講演では、風水害などの気象災害をテーマに語った。雲が発生し雨を降らせるメカニズムや、「目がはっきりした台風はかなり強い勢力を持つと考えられる」「風の強さで4段階に分けられる」といった台風の規模を判断する基準等を分かりやすく解説した。

 昨年10月の台風19号で、平塚市内でも相模川河川敷のスポーツ施設の冠水や床上・床下浸水が発生したり、城山ダムの緊急放水が行われたりするなど被害が出た。高橋さんは「19号発生時には気象庁で発表し得る警報がほぼ全て平塚で発令されていた。今後も竜巻、洪水、がけ崩れなど、あらゆる災害の発生が考えられる」と話した。

 それを踏まえて「地震や火山噴火とは違い、気象災害は予測することができる」と高橋さん。気象庁や行政が発表する情報を読み解き、行動に移してほしいと訴えた。

 風水害の備えに関しては、市災害対策課でも活用を促している「マイ・タイムライン」が紹介された。「いつ・だれが・何をするのか」をあらかじめ時系列で整理しておく避難行動計画のことで、災害時の避難路や避難行動が明らかになり、安全で迅速な避難につながる。

 例えば、平塚競輪場は指定避難場所となっているが、それは地震を想定した場合で、水害時には海抜が低いため床上浸水することも考えられる。また、金目川が増水した際には、支流の河内川で逆流する「バックウォーター現象」が発生する可能性もある。

 高橋さんは「平塚市は市街地が相模川、金目川に挟まれ、海抜2メートル未満のところもある。災害は主に地形で決まります。自然現象を無くすことはできませんが、被害は減らせる。自分で情報収集、判断をできるようになりましょう」と呼びかけた。

 第2部では、女性防災クラブ「平塚パワーズ」のメンバーや神奈川新聞社地域連携事業部の角田照司さんとの意見交換会が行われた。

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