平塚・大磯・二宮・中井 コラム
公開日:2026.04.23
ベルマガ通信 逆転負けに刻む指揮官の不退転 J2・J3 EAST─A第11節vsザスパ群馬 湘南1︱2群馬
5連勝と波に乗る湘南ベルマーレは今節、ホームにグループ最下位の群馬を迎えた。首位仙台を追う立場として、周囲の関心は「2試合連続のクリーンシートなるか」「どこまで連勝を伸ばせるか」といった、勝利を前提とした期待に終始していた。
結果から言えば、終盤に逆転を許す形での敗戦。前半は、鮮やかな崩しから石橋選手が先制。右からのクロスに合わせ、こぼれ球を押し込む理想的な展開を見せていた。敗因を挙げるならば、後半スタートから石井久継選手、藤井智也選手という攻撃的なカードを切りながら、追加点を奪って突き放せなかったことだろう。試合後の会見で長澤徹監督に敗因を聞いてみると、「チャンスを取りきれなかった時に、やはり流れが逆転してミスが出てしまう。失点の場面もボールロストが続いてしまった。焦りなのか疲れなのか。そういうエラーに対しての反応というのは、もっと全体でやっていかないと(そのエラーは)消えるものじゃないと思っています。本当にディティールが勝負なので、(今日の試合は)相手の方が上回ったということです」
「詰めの甘さ」という言葉で試合を振り返る指揮官。連勝街道を歩む中で突きつけられたこの結末は、奇しくも昨年J1で露呈した課題そのものだ。試合終了直後、スタジアムに響いたブーイングは、苦しい局面で勝ち切る強さがまだ備わっていないことへの裏返しでもある。
クラブ体制が変わり、あらゆる面で「J1基準」を意識し続ける湘南は何を目指しているのか。長澤監督が勝利という結果を通してサポーターに伝えたいことは、チームを率いる上での根幹にある。
「湘南は『子供たちがお小遣いを払って試合を見に来るチーム』です。だから(百年構想リーグの戦いを)来季への前試しとか、そういう風に使っちゃいけないチームだと思う。一戦一戦勝負していく中で積み上げていくものだと思っています。今日の試合に関しても自分の采配に疑問を持っています。非常に強い危機感を持って、毎日トレーニング場に立っています」
プロとして、足を運ぶファン・サポーターに何をみせるべきか。今の湘南に必要なのは、綺麗事ではない。この敗戦を糧に、死に物狂いで勝利を掴み取る姿をピッチで証明し続けることだ。そのひたむきな姿勢こそが、再びスタジアムを熱狂で埋め尽くし、J1上位へと突き進むための原動力となる。(スポーツライター すぎさきともかず)
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