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平塚・大磯・二宮・中井 教育

公開日:2020.01.23

母校愛で簿記1級合格
平塚商業高校の後藤さん

 平塚商業高校(金森慶一校長)3年生の後藤小柚妃さん(18)が昨年11



月に日商簿記1級を取得した。在学中に1級を取得した生徒は同校初で、後藤さんは「とてもうれしい。平商生だから取れた資格だと思う」と達成感を滲ませた。



 日商簿記は、日本商工会議所主催の検定。ビジネスパーソンが身に着ける「必須の基本知識」として知られるのが3級で、1級はグローバル企業が求めるレベルとされている。公認会計士や税理士など、国家資格への登竜門としても知られている。



 同校の総合ビジネス科経営コースを履修中の後藤さん。簿記の勉強を始めたのは高校入学からだ。2017年の専門学校主催「簿記チャンピオン検定」では全国から271人が参加する中、満点の成績で1位に輝いたこともある。



 授業のほか、ウェブ講座を活用し、簿記部の活動や家庭学習でも理論を叩き込んだ。3度目の挑戦で昨年11月に1級合格。合否判定をスマートホンで確認したときには、母と一緒に喜んだ。



 来年度から平塚農業高校と合併し「平塚農商高校」としてスタートする同校。後藤さんは「在学中に1級取得した生徒はいないと聞き、やる気につながりました。なんとしても平塚商業高校の名前を残したかった」と、母校への愛着をモチベーションに変えた。



 卒業後は専門学校に進学予定。公認会計士の最短取得を目指し、「専門性で社会貢献したいです」と意気込んでいた。

 

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