神奈川県自然環境保全センター(厚木市)は16日、春のヒノキ花粉の飛散量は例年に比べ少ないとの見通しを発表した。
同センターは12月、県北、県央・湘南、県北西、県西部のヒノキ林40カ所で、花粉を飛散する雄花の着花量調査を実施。着花点数の平均値は33・2点で、調査開始から8年間で2番目に低い数値だった。過去平均値は45・2点、昨年の28・1点が最低だった。
雄花の着花量は前年の夏が猛暑であると増える傾向にあるが、昨夏は日照時間の少ない冷夏だったため、着花量が減少したと見られる。
ヒノキはスギ同様に花粉症の原因植物で、花粉は3月下旬〜4月中旬にかけて飛散、スギ花粉症患者の7〜8割がヒノキにも陽性反応を示すと言われる。ヒノキはスギよりも植栽された時期のピークが新しく、雄花をつける大きさに近年達してきたことから、花粉飛散量は増加傾向にある。
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