新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け、平塚市は2月28日に開いた感染症対策本部会議で、3月15日まで公共施設58施設の臨時休館、一部施設の利用停止を発表した。市内小中学校は一斉休校とした。
市は中央公民館を含む市内各所の26公民館、図書館4館、博物館、美術館は3月2日から15日まで施設利用停止、または臨時休館とし、予定されていたイベントは自粛を要請し中止となった。
市総合公園内のトッケイセキュリティ平塚総合体育館は、2月29日から3月15日まで温水プールとトレーニングジムを閉鎖。10日から受け入れを予定していたリトアニア共和国の陸上競技チームによるトレーニングと交流事業は中止となった。
各種証明書の発行手続きを担う市役所や市民窓口センターでの窓口業務は、職員のマスク着用やアルコール消毒を徹底した上で開所する。
学校は一斉休校
市は、政府の要請を踏まえて県教育委員会が決定した公立学校の一斉臨時休業通知を受けて対応を協議。市内の小学校28校と中学校15校を3月2日から25日まで休校するとした。
卒業証書授与式は小学校が3月19日、中学校は3月11日にそれぞれ実施する。感染拡大が懸念される中、市は式典時間の短縮や在校生の不参加を決定。保護者の出席については、人数制限を視野に入れながら対応を協議している。
休校による在校生の授業遅れについては、文科省の通知に沿って進め方を検討したいとしており、成績通知表などの配布物の渡し方については、各学校と相談しながら対応するとした。
児童クラブ原則開所へ
市内41箇所に開設されている放課後児童クラブ(学童保育)は原則開所する。市は委託事業者に開所時間の前倒しを要請し、午前9時から午後6時30分を原則とする長期休暇と同様の対応を求めた。幼稚園と保育所も開所。職員のマスク着用とアルコール消毒の徹底を呼び掛け、感染予防に努めている。
一部の私立幼稚園では保護者判断による自由登園も実施されている。
感染症の拡大防止に向け、落合克宏市長は市民に対して「市の措置についてご理解とご協力をいただくとともに、適切な行動をお願いします」とするメッセージを市ホームページに掲載した。
(3月2日起稿)
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