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商店街有志ら コロナ休校に支援策 産能大生と児童預かり

社会

掲載号:2020年3月19日号

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児童と遊ぶ松岡教授(左から2番目)や相山さん(一番右)ら
児童と遊ぶ松岡教授(左から2番目)や相山さん(一番右)ら

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため休校措置が続く市内小学校。仕事を持つ母親をサポートしようと、商店街の空き店舗を活用して休校中の児童を預かる取り組みが、大学生や駅周辺商店主らにより行われている。

 明石町の空き店舗を活用した「KiCHI KiCHI」は、駅周辺の商店街有志で結成された「平塚まちなか活性化隊」(能勢康孝代表)がこのほど開設したフリースペース。同所では3月5日から、無料で低学年児童の一時預かりを始めた。産業能率大学(伊勢原市)松岡俊教授ゼミの学生が一緒に遊んだり勉強を見てあげるほか、活性化隊のメンバーらも仕事の合間を縫って子供の相手を買って出ている。

 受け入れは土日祝を除く3月25日まで。原則午前8時〜午後5時。市内の宅配業者の協力を得ながら低料金で昼食も用意している。ウイルス感染を防ぐため1時間に一度は屋内を換気し、小学生と大学生の双方に検温も義務付け。告知はSNSと口コミだけだが、訪れる親子は連日絶えない。

今何ができるか

 「KiCHI KiCHI」は、商店街のにぎわい創出や魅力発信を目的に誕生した場。商店主が匠の技術や知識を紹介する「まちゼミ」の開催や、商店街を訪れた人たちの休憩場としての活用など用途は多彩。イベントや物販をしたい人への貸し出しなども見据え、今年4月のグランドオープンを予定していた。

 一方、松岡ゼミでは、フードビジネス研究の一環で「子どもの野菜嫌い」について調査。イベント会場などで子や親に聞き取りを行っていることもあり、学生たちは子どもへの対応に慣れている。そこで、感染拡大が社会に影を落とす今「特に一時預かりが必要な世帯にできる支援をしよう」と立ち上がった。

 夕陽ケ丘のレストラン「アッシュ×エム」のオーナーで松岡教授と親交のある相山洋明さんを通じて活性化隊に打診。「感染に警戒しすべてを止めるのではなく、この状況で活性化隊として何ができるか模索することも重要」(能勢代表)と、当初は慎重な声もあったが松岡ゼミへの協力で意見は一致した。

 松岡教授は「商店主の方々に感謝。学生の貴重な社会勉強にもなる」とコメント。能勢代表は「社会状況を見守りながら、活性化隊として今後も何ができるか考えていきたい」と話している。

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