愛の鐘で鳴くけんけん（右）と、ぽえむ（左）
市内で毎日午後５時30分（10月〜3月は午後4時30分）に流れる『夕焼け小焼け』(通称・愛の鐘)に合わせて歌う犬を見つけた。八千代町在住、プードルのけんけん（２・オス）だ。「家に来た約２年前から鳴いている。曲の音が怖いというより歌っているのでは」と飼い主の小出美穂さん。近所では「歌う犬」と言われ、慕われている。
愛の鐘が鳴りだすと落ち着かない様子で外に出て、鳴き始めるけんけん。曲の終盤になるとしっぽを振って歩き出す姿は何とも愛らしい。ちなみに小出さんはポメラニアンのぽえむ（14・オス）も飼っているが、曲が流れてもけんけんを眺めているだけ。ギャラリー役に徹している。
音楽全般に反応すると思ったが、そうではないらしい。小出さんと母・慈恵さんが琴を演奏しても、けんけんは歌わず。そばで寝たり座ったりとリラックスして過ごす。平塚市からの防災無線の放送では反応することもあるという。
小出さんは「知人の犬が愛の鐘に反応して鳴くことは知っていたが、まさかうちの犬も鳴くとは。我が家のルーティンになった」と驚きつつも犬と楽しい生活を送っている。
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