平塚市長持の熊野神社の参道に、縦に3つ並んだ茅の輪が設置されている。全国的には1つの輪を8の字にくぐることで知られているが、新型コロナウイルス感染者に対応する医療従事者への感謝の思いや同ウイルスの早期収束を願い、今年限りの特別仕様にと同神社の総代が仕上げた。
神社では毎年1年の半分に当たる6月30日頃に、半年分の汚れを落とす神事「夏越(なごし)の大(おお)祓(はらえ)」に合わせて境内に茅の輪を設けていた。だが、今年2月に開かれた役員定例会で4月の祭りの中止が決まり、その代替として例年より早い5月下旬に設置することになった。
3つの輪には「昭和・平成・令和」といった各時代や、「医療従事者・スーパーの従業員・ごみ収集の職員」への感謝の思いが込められている。輪の数は役員で意見を出し合うなどして決めた。
6月27日には総代11人が集まり、傷んだ茅の輪の張替え作業をした。近所の茅を用い直径約2メートルの輪に仕上げると、いびつな箇所をはさみで切って整えるなどして元の位置に戻した。
茅の輪は7月下旬まで設置される。総代代表の城田勝さん(75)は「地元の人だけでなく、ぜひ遠くからも訪れてもらえたら」と話していた。
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