全国に発信ねらう
新型コロナウイルスの感染拡大が市内飲食店に深刻な影響を与えているなか、起死回生のアイデアで立ち向かう飲食店店主がいる。代官町に料理店「平塚割烹いしけん」と焼肉店「平塚ホルモンセンター小太郎」を営む有限会社いしけんフードサービス代表の石川賢一さん(49)だ。
焼肉店の店内をリニューアル工事し開店しようとしていた11月29日、コロナ第3波が日本に押し寄せていた。ひらつか☆スターライトポイントやGoToイート事業などで客足が戻りはじめたタイミングだっただけに、営業面と精神的なダメージは計り知れない。石川さんは「飲食店仲間と泪を流したよね」ともらす。
下を向いてばかりいられない。創業23年の割烹料理店のおせちで挽回しようと工夫を凝らした。その策が地元・平塚選出の大臣・河野太郎氏の似顔絵起用だった。太郎印の焼き印が押された厚焼き玉子が目を引く2段重で食材も豪華。価格は例年より低めに設定し18000円で勝負する。
「太郎さんは平塚出身の有名人。政治家人気にあやかるにはリスクもあるが、全国区の人気に賭けた。SNSで拡散され全国から注文が入れば嬉しいね」と話す。現在店頭と電話(【電話】0463・24・4422)で予約を受け付け中だ。
「河野大臣が注目されることで市内外から人が集まって、うちだけじゃなく平塚の経済界が盛り上がってくれれば」と石川さんは期待を寄せる。
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