生前と死後のあらゆる意思決定を事前に準備する「終活」をテーマにした講演会が12月18日、平塚栗原ホームで開かれ、市民ら20人が参加した。
講師を務めたのは、抗がん剤治療を続けている市内在住の鈴木恵子さん(67)。鈴木さんは3年ほど前に肺がんを患ったことをきっかけに、死を身近に感じるようになった。また同時期に発生した親族間の相続問題を通して「身内であっても死後のことは頼ることができない」と痛感、終活に取り組むようになった。
まず着手したのが財産管理。死後の遺産相続について遺言状にまとめ、葬儀についても詳細に記載。公証役場へ足を運び、公正証書にした。
「終活によって毎日生きることに集中できるようになった」と語った鈴木さん。「生と死は人生のセット。終活は人に薦めにくいものですが、自身の人生に向き合うきっかけに考えてみては」と話していた。
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