戻る

平塚・大磯・二宮・中井 社会

公開日:2021.01.14

「生と死は人生のセット」
がん闘病 鈴木さん終活語る

  • 「毎日が輝いている」と語る鈴木さん

 生前と死後のあらゆる意思決定を事前に準備する「終活」をテーマにした講演会が12月18日、平塚栗原ホームで開かれ、市民ら20人が参加した。

 講師を務めたのは、抗がん剤治療を続けている市内在住の鈴木恵子さん(67)。鈴木さんは3年ほど前に肺がんを患ったことをきっかけに、死を身近に感じるようになった。また同時期に発生した親族間の相続問題を通して「身内であっても死後のことは頼ることができない」と痛感、終活に取り組むようになった。

 まず着手したのが財産管理。死後の遺産相続について遺言状にまとめ、葬儀についても詳細に記載。公証役場へ足を運び、公正証書にした。

 「終活によって毎日生きることに集中できるようになった」と語った鈴木さん。「生と死は人生のセット。終活は人に薦めにくいものですが、自身の人生に向き合うきっかけに考えてみては」と話していた。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

平塚・大磯・二宮・中井 ローカルニュースの新着記事

平塚・大磯・二宮・中井 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS