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公開日:2021.06.03

平塚工科高
ラグビー部をクラブ化
全国初 外部生も加入可に

 平塚工科高等学校のラグビー部アルタイルズ=松山吾朗監督(44)=が、今春から外部生も加入できるクラブチーム「湘南アルタイルズ」として始動した。松山監督によると高校ラグビー部が母体となったクラブチーム誕生は全国初という。



 現在部員は44人。加えてすでに4人の外部生が加入している。クラブ化の理由は部員不足ではなく、「多様な背景と個性を持つ人間がワンチームを結成することで、ラグビーの魅力をより楽しむことができる」というチーム理念のもと。



 クラブの参加資格は高校生。「ラグビーを愛する、仲間をリスペクトできる者」で、地域は問わない。練習は週3回だが、遠方からの参加や家庭の事情なども鑑み、週1回や月2・3回の参加でも可能だ。「行きたい高校に部活がない」「学業と両立したい」といった生徒の受け皿にもなっている。



 クラブの外部生は、全国高等学校体育連盟が主催する花園などの大会には出場できないが、「年に数回の公式戦より、試合数を増やすことができる」と松山監督は話す。



独自リーグ発足



 クラブ化に続いて、松山監督は独自の高校リーグ「KANAGAWA Camaraderie-League(KCリーグ)」を5月に発足。すでに県内のノーシード33校のうち23校がエントリーしている。



 KCリーグではチームの全部員が1ハーフ(全3ハーフ)以上出場することを義務付け、チームの最終順位もつけない。チーム間の選手の貸し借りも自由で、3ハーフ目にチームをミックスしての試合を推奨している。



 松山監督は「部員数や個人の実力に関わらず、すべての部員が存分に試合を楽しむことのできる場を作りたい」と思いを語った。

 

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