全国の有名店が軒を連ねる「パンのフェス2021初夏」が6月18日〜20日、横浜赤レンガ倉庫で開かれた。来場者の投票により日本一を決める「パンのフェスアワード」でサンメッセしんわ(高根)の湘南ブルーベリーパンが3位相当のブロンズ賞に選ばれた。
全国から26店舗が参加。20年1月〜21年3月に考案されたパンを対象に、購入した来場者の投票で入賞店を決定した。
3位相当のブロンズ賞を獲得した湘南ブルーベリーパンは、平塚市内で収穫されたブルーベリーの主に皮をあんに練りこんだ逸品。果汁を配合した生地と、かすかに皮の歯ごたえが残るすっきりとした味わいが特長だ。
社会福祉法人「進和学園」が運営するサンメッセしんわでは、知的障害のある14人が製パンに励む。吉報を聞いた従業員の早川雅人さん(29)は「うれしい。全国に知られるパンを目指したい」と今後の意欲を語った。
イベント期間中に約2千個、30万円以上を売り上げるなど、サンメッセしんわは一躍知名度を上げた。「受賞は皆のやりがいにつながるだけでなく、工賃アップにもつながる」と職員の中村公紀さん(47)は喜ぶ。
湘南ブルーベリーパンはサンメッセしんわで販売中(1個160円税込)。今後は販路拡大も視野に入れる。
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