7月3日に発生した静岡県熱海市の土砂災害現場に緊急消防援助隊神奈川県隊第1次派遣隊として出動した平塚市消防職員8人が帰還し、7日、落合克宏市長に活動状況を報告した。
派遣されたのは救助小隊5人と後方支援小隊3人。消防庁から緊急消防援助隊の要請を受け、3日午後7時に平塚を出発した。4日朝から、土砂崩れが発生した伊豆山上流部で検索活動を開始。要救助者情報を警察と共有しながら、神奈川県隊として女性生存者を救出した。二次災害を警戒するメールが届くこともあり、活動は何度も中断されたという。
後方支援小隊を指揮した井上真一消防司令補は、伊豆山の現場に到着したときの印象を「物が全部なくなり、がれきがそこら中にある。東日本大震災の被災現場と似ていると感じた」と話していた。
援助隊の派遣は隊員を交代しながら続いていく見込み。落合市長は「他山の石としてではなく、今回の熱海での対応を糧に今後の救助活動を進めてほしい」と話した。
新消防署10日から
老朽化のため立て替え工事が進められていた消防署本署が完成し、7月10日から運用開始した。
消防団第3分団との合築で、消防職員と消防団員との連携協力体制を強化。非常用発電設備やマンホールトイレなど災害活動拠点としての機能を充実させた。
地上3階建てで、総建設費約10億円。
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