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平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2021.07.29

6月23日付で平塚歯科医師会の会長に就任した
簑島 利文さん
大磯町在住 68歳

生涯現役を誓うリーダー

 ○…コロナ禍は1年半以上も続き、依然として感染の不安が人々に暗い影を落としている。そんな中で平塚・大磯・二宮の歯科医150人を率いる会長職に就任した。「この社会状況にあっては活動がとても難しい」と胸の内を明かしつつ、「今は会員同士の絆を深めるチャンスでもある。知恵を出し合いながら前に進んでいきたい」と意気込む。

 ○…平塚歯科医師会は、口腔ガン検診や休日歯科診療、市民講座の開催、虫歯予防啓発など、地域医療の一翼を担う。自身は副会長を4期8年務め、満を持して舵取り役となった。就任後、真っ先に着手したのが各医院への感染対策の徹底。施設の換気や除菌、検温などをあらためて呼びかけた。「地域の皆さんが安心して歯科医療を受けられるよう、会員一人ひとりが『和の精神』で団結し、最善の努力を継続していきたい」と気を引き締める。

 ○…外科医の叔父の影響を受け、平塚江南高校を卒業後、神奈川歯科大学に進んだ。勤務医を経て28歳で簑島歯科医院を大磯町に開業。今も現役の歯科医として汗を流す。一方、仕事を離れれば「大磯町ゴルフ協会」の理事長という一面も。学生時代に競技を始め、ベストスコアはプロ顔負けの「68」。68歳となった現在も休日にラウンドをするが「会長になって会合も増え機会は減ってしまったね」と苦笑い。

 ○…昨年、椎間板ヘルニアの手術を受けた。健康の大切さを再認識し、毎朝のウォーキング、夜の食事制限、健康サプリの摂取などを日課とするように。「仕事もゴルフも生涯現役で取り組めたら、それだけで幸せですよ」。会長として、院長として多忙な毎日を送っているが、そのように語る表情からは充実感が伝わってきた。

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