平塚・大磯・二宮・中井 スポーツ
公開日:2021.08.05
東京2020オリンピック
平塚ゆかりの金メダル
メダルラッシュにわく東京2020オリンピック。その中に平塚に関係がある金メダルが3つもあるのをご存じだろうか。兄妹で同日金メダルを獲得した柔道の阿部一二三選手、日本人第1号の金メダリストになった柔道の高藤直寿選手、卓球混合ダブルスの水谷隼選手の3選手は平塚にゆかりがある。
東京五輪柔道男子阿部選手と二人三脚の”金”平塚出身・片倉弘貴さん
東京オリンピックの柔道男子66キロ級で7月25日、金メダルに輝いた阿部一二三選手(23・パーク24)。その活躍を隣で支える存在がいた。平塚出身で、阿部選手の付き人を務める片倉弘貴さん(23・パーク24)だ。日体大の同期として、柔道のパートナーとして、同じ夢を二人三脚で追いかけてきた親友に片倉さんは言う。「ひふみ、オリンピック金メダル本当におめでとう!」
「付き人」とは、主に選手の練習相手や身の回りの世話をするサポート役。代表クラスの選手でも現役選手がこの役目を兼務することが多い中、片倉さんは阿部選手が所属するパーク24と契約する専従の付き人だ。
2人の出会いは2016年。日本体育大学に入学間もない4月のことだった。当時二人そろってケガをしており、トレーニングルームで意気投合。階級は違ったが、畳に戻ると自然と打ち込み練習のパートナーになった。
翌17年の世界選手権で金メダルを獲得した阿部選手は、同行する片倉さんに「五輪まで一緒に付いてきてほしい。金メダルを獲って一緒に写真を撮ろう」と約束を交わした。阿部選手がパーク24に掛け合い、20年に片倉さんも同時入社した。
関東の故郷
片倉さんは平塚市内の諏訪町出身。浜岳中柔道部では主将を務めた。当時、練習を見守っていた平塚柔道協会の奥山晴治会長(78)は、「人望があり、人好きのする性格だった」と話す。前橋育英高に進み、2年次に全国大会で3位入賞した際は本紙でも取材した。
日体大で交流するようになってからは阿部一二三選手や妹の詩選手も片倉さんの実家に遊びに来ることがあった。神戸出身の阿部選手が”関東の故郷”と呼ぶ片倉家には、東京五輪の決勝当日夜、優勝報告の電話も。片倉さんの父・章博さん(58)は「一二三君らしい前に進める柔道だった。次のパリも二人三脚で頑張ってほしい」とエールを送る。
7月25日、日本武道館。決勝でジョージアの選手を破った阿部選手。喝采に包まれる中、片倉さんに歩み寄り固く抱きしめ合った。片倉さんはその瞬間を振り返る。「大学に入学してから辛い時も楽しい時もずっと側で見てきたから自分のことのように嬉しかった。感動をありがとう!」
人物風土記に登場金メダル第1号 高藤選手
金メダルの最多獲得記録を更新し快進撃を続けた柔道日本。その先陣として第1号の金メダリストになった高藤直寿選手(男子60kg級)は、タウンニュース平塚版の名物コーナー「人物風土記」に登場したことがある。
2013年11月7日号の紙面。東海大2年生だった高藤選手(当時20歳)は柔道世界選手権のチャンピオンに。記事中では恩師である山下泰裕氏とのエピソードや、開催が決定したばかりの東京五輪への意気込み等が紹介されている。
悲願支えたカレーが話題フリーデンで即売り切れ
東京五輪の卓球競技で7月26日、混合ダブルスに伊藤美誠選手と出場し金メダルを獲得した水谷隼選手の活躍で、市内南金目に本社を構える株式会社フリーデン(森延孝代表取締役社長)の「水谷隼カレー」=写真=が話題となっている。
同社広報担当は、「メダルを獲得した瞬間、通販サイトでは即売り切れとなりました。現在再入荷の準備中です」とうれしい悲鳴。同社はYahoo!と楽天市場に通販サイトを開設しているが、「水谷隼カレー」「水谷隼カレーブラック」、「水谷隼ハンバーグハヤシ」など関連商品が軒並み品切れ中だ(7月30日現在)。
2013年から水谷選手をスポンサードしている同社。「水谷隼カレー」は「海外遠征のときにおいしいカレーを持っていきたい」というカレー好きの水谷選手が監修を務めたレトルト商品で、やまと豚を用いたポークカレーとなっている。
森社長は、「リオ大会の銀に続き、悲願の金メダル。心からお祝い申し上げます」と祝福。「真摯に前向きに競技に取り組む姿にいつも勇気と感動をもらっています。最後まで諦めないという強い気持ちにも心打たれました」と感無量のようすだった。
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