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平塚版 公開:2021年10月14日 エリアトップへ

特別インタビュー 「伝統」と「革新」、柔軟に対応 豊島屋 久保田陽彦社長に聞く

経済

公開:2021年10月14日

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鳩サブレーの黄色い缶を共に持つ久保田社長(左)と常盤会頭。二人は息の合った掛け合いで、終始和やかな雰囲気で対談が行われた
鳩サブレーの黄色い缶を共に持つ久保田社長(左)と常盤会頭。二人は息の合った掛け合いで、終始和やかな雰囲気で対談が行われた

 平塚にあの「鳩サブレー」がやって来た―。株式会社豊島屋=久保田陽彦代表取締役社長(62)=が9月23日、ラスカ平塚1階にオープン。相模川から西のエリアには初出店だ。そこで久保田社長への特別インタビューを実施。聞き手を務めたのは、平塚商工会議所会頭の常盤卓嗣氏(66)。2人は、商工会議所の会頭として旧知の仲でもある。

                 (9月30日ラスカ平塚でインタビュー)

 常盤―商工会議所の会頭同士の集まりで仲を深め、1年半ほど前から「豊島屋」さんに出店してほしいと、ラブコールを送っていました。

 久保田―現在豊島屋は、神奈川と東京に37店舗出店しています。平塚は、神奈川県で一番西の店舗になります。お菓子は作るだけでなく、渡すところまでが商売だと思っていますので、目が届くところで商売したいという思いがありました。お客様にも従業員にもお菓子で「笑顔」を届けたいと思っています。

長蛇の列に驚き

 常盤―オープンから3週間が経過しました。オープン当日は50人以上の人が並んだそうですね。平塚の印象はいかがですか。

 久保田―こんなにお客様に来ていただいて「どうしちゃったんだ」と驚きました。階段の2階まで列が出来たようで。平塚に出店した甲斐がありましたね。

 常盤―黄色い鳩の紙袋はかわいくて目立ちますね。鳩サブレーは子どもから大人まで嫌いな人はいないですよね。

 久保田―ありがとうございます。ご進物というよりは、手軽に普段使いで、手土産として使っていただければ。平塚の皆様が何がご所望かまだわからないので、今後様子を見ながらラインナップを変えていきたいです。

開発当初から変わらぬ配合

 常盤―豊島屋さんの歴史や、鳩サブレーの開発秘話があれば教えてください。

 久保田―弊社は明治27年(1894年)に創業し、今年で127年になります。創業から3年後の明治30年頃に、初代が異人さんにもらった大きなビスケットのようなものを模して作ったのが鳩サブレーで、試行錯誤をして今の味にたどり着きました。小麦粉やバター、砂糖などの配合は開発当時と変わらず、今も守っています。ただ、「もっとおいしくなる」とも思っていて、これは一生の課題ですね。

コロナ禍での取り組み

 常盤―「伝統を守る」姿勢は素晴らしいですね。コロナ禍で大変な社会情勢ですが、今後の展望をお聞かせください。

 久保田―これからはどうコロナと付き合っていくか考える時代。どうなるかわからないので、そのときにフレキシブルに対応していければ。また、10月からはプラスチックの容器の使用をやめ、紙素材にしました。今後は、SDGsにも取り組んでいきます。

 常盤―平塚に出店してくれて、本当にうれしいです。ありがとうございました。

オープン当日のようす
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