平塚・大磯・二宮・中井 スポーツ
公開日:2021.12.09
浜岳中出身
渡邉聖子さんが全国優勝
全日本学生柔道選手権
千葉県で11月25日から開催された「2021年度全日本学生柔道体重別選手権大会」の女子63kg級で、浜岳中学校出身の渡邉聖子さん(22・帝京大4年)が優勝した。
昨年度は新型コロナの影響で中止となり、2年ぶりの開催となった同大会。63kg級には全国から32人が集まった。
第一シードで出場し、優勝候補として対戦相手からも入念に対策されていた渡邉さんだったが、167cmの長身と、リーチの長い手足を活かした力強い柔道で決勝まで勝ち上がった。
決勝戦は19年度の決勝戦で敗れた因縁の相手・立川桃さん(東海大)。果敢に前へ出る柔道で延長戦にもつれ込んだ直後、得意の内股が決まり雪辱を果たした。「今日は絶対に優勝するという気持ちで臨んだ。リベンジと優勝、両方が果たせてうれしい」と喜びをかみしめた。
夢はオリンピック
「長身とパワー、パリ五輪も狙える学生の枠に収まらない人材」とは恩師・真田州二郎さんの評。渡邉さんは5人兄妹の柔道一家に生まれ、高校で横須賀に移り住むまでは浜岳中柔道部と平塚柔道協会で修練を積んだ。「真田先生からは技術だけでなく、人としての心を鍛えてもらいました」と振り返る。
現在は親元を離れた帝京大の学生寮で日々練習に打ち込む。次なる目標は実業団選手も出場する来年1月の講道館杯で日本一を掴むこと。「でも一番の夢はオリンピックで優勝することです」とはにかんだ。
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