漁業のカーボンニュートラル化(温室効果ガスの排出量実質ゼロ)を目指して開発された電池推進船「らいちょう」の利用実験が1月31日、平塚新港で行われた=写真。
平塚市はこれまで平塚新港で波力発電の研究開発を推進。昨年9月にはヤフー(株)の企業版ふるさと納税を受け、産官学が連携して実証実験を進めてきた。東京海洋大学が開発した電池推進船は、急速充電対応型リチウムイオン電池を使用し、排ガスを出さない。平塚市漁業協同組合などの協力を得て利用実験が行われた。
当日、らいちょうは漁業関係者を乗せて時速10Kmで30分ほど航行。波力発電所、沖合の実験タワーなどを周遊した。乗船した平塚市漁業協同組合の田中邦男組合長(62)は、「走る分にはよかったが、定置網漁には網を巻き上げるローラーなどもっと船のパワーが必要。これからに期待したい」と話した。
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