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平塚・大磯・二宮・中井 コラム

公開日:2022.04.14

ベルマガ通信
好転しつつある内容で脱降格圏を
J1第7節 名古屋VS湘南・第8節 湘南VS磐田

  • クラブ初のアンバサダーに就任した石原直樹氏の引退セレモニーが磐田戦後に行われ、選手時代に挙げたゴールシーンがオーロラビジョンに映し出された(写真/鈴木優一朗)

 この試合内容が開幕戦であれば……。

 10日のホーム磐田戦を終えた直後の、率直な感想である。というのも、前節6日のアウェイ名古屋戦。先制点を挙げるも守り切れず、終盤には退場者を出してPKを献上。勝ち試合の展開を自ら崩し、1-2の逆転負けを喫した。

 FW大橋のリーグ初得点も生まれ、課題である得点力不足は改善の兆しを見せている。大きな課題は守り切れない守備と勝利につなげるマネジメント。それが短期間で改善されない限り、掲げる「勝ち点55・5位以内」には現実的に届かない。

 そして迎えた磐田戦である。前半からボールホルダーに激しくプレッシャーをかけ相手陣地で試合を進める湘南。チームの特徴であるボール奪取に人数をかける守備が戻ってきた。素早く仕掛ける攻撃と、ボールを繋げる攻撃を使い分けながら試合を進める局面も。

 コロナ禍とはいえ、サポーターが作り出した後押しする雰囲気も感じた好ゲーム。スコアレスドローではあったものの、掴んだ勝ち点1は「リスタート」を感じさせる。

 しかし、ここまで8試合で勝ち点3、ゴール数は僅か4。リーグ戦の約1/4を終えて最下位だ。ベルマガ4号で取材を行ったスポーツダイレクター坂本紘司氏は「今いる戦力で攻撃回数を極限まで増やし、得点する確率を極限まで高める」と語る。決定機を何度も作り、がむしゃらに勝利を掴むしか浮上の道はない。(ベルマガ本誌ライターすぎさきともかず)

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