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平塚・大磯・二宮・中井 文化

公開日:2022.09.29

クリマサリが出荷ピーク
若手生産者 笹尾さんの取組み

  • クリマサリを持つ笹尾さん(右)とチブオンゴゼさん

    クリマサリを持つ笹尾さん(右)とチブオンゴゼさん

 昨年かながわブランドに登録されたサツマイモ「幻の平塚クリマサリ」の出荷がピークを迎えている。大野地区の14の農家から構成される湘南農業協同組合甘藷部会(馬鳥晴夫部会長)は、「例年通りの出来栄え」という。

伝統を絶やさず

 市内御殿でクリマサリを栽培する笹尾美香さん(42)は4年前に就農。市内3つの農地で年間30品種ほどの野菜を栽培している。「大野地区の伝統を絶やしたくない」との思いからクリマサリの栽培を始めた。クリマサリは皮が薄く細長いうえ、うねうねとした形状のため栽培するのが難しいが、「逆におもしろみを感じる」と語る。

 昨年からママ友のチブオンゴゼひろみさんが助っ人に加わり、農家にない新しい視点でアドバイスをもらっている。「これまで廃棄していた野菜も売り方次第ということが分かった」と笹尾さん。チブオンゴゼさんも「農作業は想像以上に大変だけど、息抜きにもなっている」と笑顔。

後進育成にも力

 「栗にも勝るおいしさ」から名づけられたクリマサリ。生産者の高齢化など課題もあるが、市内の遊休地を利用した共同農地など、後進を育てるための仕組みづくりも行っている。「熟練の技術を学べる機会。地域の伝統的な作物を守っていきたい」と笹尾さん。

 おすすめの食べ方は天ぷらで、「油との相性が良く、冷めてもおいしい」と太鼓判。「品種にあった食べ方があるので、SNSで発信していきたい」と話す。出荷作業は10月中旬ごろまで続くという。

 笹尾さんのインスタグラムは@farm330.sunnyday、フェイスブックは@shonan hiratsuka yasai

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