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平塚・大磯・二宮・中井 スポーツ

公開日:2022.11.10

三澤さん(平塚出身)弓道日本一
51年ぶり 県勢に皇后盃

  • 真剣な表情で構える三澤さん

 弓道競技の最高峰に位置づけられる「皇后盃 第55回全日本女子弓道選手権大会」が10月2日、伊勢神宮弓道場(三重県)で行われ、平塚市豊原町出身で寒川町弓道協会副会長の三澤京子さん(66)が日本一に輝いた。神奈川県民が同大会で優勝するのは51年ぶり。

 「まさか自分が」と、優勝が決まった瞬間は夢心地だったという三澤さん。菊の紋章が中央に配置された純銀の皇后盃を手にし、喜びを噛み締めた。

 全日本大会は、県予選と各ブロック大会を突破した名手49人で競われた。三澤さんは、集中を切らすことなく4射全てを的中させ決勝へ。10人が進んだ決勝では10射中9射を射抜き、他の追随を許さず圧倒的な強さで優勝した。「最後まで気を緩めず、自分のリズムとテンポを保てたのが良かったのでは」と大会を振り返った。

 大会後は、各方面から祝福の言葉が届いた。51年前に同大会で優勝した中嶌久子さん(92・葉山町在住)と対面する機会にも恵まれ、新旧並んだ皇后盃を目にした三澤さんは「胸がいっぱい」とほほ笑んだ。

 弓道歴22年。現在は県弓道連盟と寒川町弓道協会の副会長を務める三澤さん。「微力ではありますが、後進の育成にも尽力して弓道の発展に貢献していきたい」と意気込んでいる。

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