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平塚・大磯・二宮・中井 文化

公開日:2023.01.12

松風町の心地よさ知って
市内移住者が発信中

 市内松風町在住のウェブクリエイターたちが、通りの魅力を発信するウェブメディア「松風ストリート」を運営している。飲食店「ぶどう畑のさんぽ道」を営む高梨恭子さんが発起人となり、近隣エリアに移住してきたウェブデザイナーら5人が協力するかたちで昨年9月に公開。同地域の商店主へのインタビュー記事などを更新している。

 きっかけはコロナ禍だった。非対面式の事業形態を模索していた高梨さんは、松風エリアの店舗が参加できる通販サイトを作れないかと、当時ウェブ制作会社勤務で同店の常連だった勝股淳さんに相談。その後、勝股さんが松風町や袖ケ浜に住む友人の林輝さん、諏訪大樹さん、樋口佑樹さん、二本松真央さんに声をかけ、1年ほどかけて構想を固めていった。

 当初は通販サイトの立ち上げが希望としてあがっていたが、決済システムの共有等に課題があったため、まずは松風町の店舗間の関わりを深めようと、松風町地区という共通点でつながることができるウェブメディアの立ち上げに至った。

 ウェブサイトの立ち上げには、事業者が非対面型のビジネスに転換する際に交付される補助金を活用し、それ以降はデザインやコーディングが専門のフリーランスの5人と、松風町への思いを持つ高梨さんが、手弁当で運営している。

 メンバーは全員県外出身者。勝股さんは「松風町の魅力は、通りに吹く風。海の気配があり、心地よく暮らせる地域だと思う」と話す。「松風ストリート」の運営を理由に、商店主との距離も近くなったといい、諏訪さんは「まちと関わる面白さを感じています」と話していた。

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