平塚・大磯・二宮・中井 社会
公開日:2023.04.06
平塚市内公示地価
住宅地平均1・1%上昇
駅以南4地点で4%台
国土交通省は、今年1月1日時点の県内公示地価を3月22日に発表した。平塚市は住宅地の平均変動率が1・1%となり、前年のマイナス0・7%から上昇に転じた。
市内の住宅地は調査対象の42地点全てで上昇し、平均価格は1平方メートルあたり13万6700円。「桃浜町3の7」と「八重咲町21の28」は共に4・9%の伸びとなり、八重咲町の地価は調査地点中最高となる同28万円(前年26万7千円)だった。「松風町23の12」、「黒部丘16の39」も4%台の上昇率で、JR平塚駅以南を中心に地価の回復基調が鮮明になった。
大神の1地点は3・5%上昇。4月下旬に「ジ・アウトレット湘南平塚」の開業を控えるなど、大神地区で進むツインシティ構想への期待感が表れた格好だ。
市内商業地の変動率は2・1%で、調査対象の9地点全てでマイナス地点が無くなった。工業地も4地点全てで上向き、「堤町3の10」は上昇率が9・6%となった。
県全体の用途別平均変動率は、住宅地1・4%、商業地2・9%、工業地4・3%。コロナ禍の影響を受けた2021年は大きく落ち込んだが、22年からは全用途で上昇幅が拡大している。
政令市を除いた行政区の住宅地では、茅ヶ崎市で4・1%、鎌倉、藤沢、逗子、大和市で2%以上の伸びを見せた。特に茅ヶ崎市は駅徒歩圏の需要が堅調で、大型商業施設や海岸へのアクセスが良いJR辻堂駅西側で地価が上昇傾向にある。横須賀と小田原、三浦、秦野、南足柄市では下落傾向が続くものの、下落率は縮小した。
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