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平塚・大磯・二宮・中井 社会

公開日:2023.07.13

平塚警察・消防
水難事故防止へ合同訓練
夏のレジャー時期控え

  • 救助資機材を見学する平塚署員ら

 水辺のレジャーが本格化する夏場を迎え、平塚警察署は市消防本部との合同訓練を7月4日から6日にかけて実施した。

 同署で行われた訓練には、消防本部の海岸消防水難救助隊員が参加。同署の直轄警察隊や地域課、警備課署員などに、座学や救助に使用する資機材などの紹介を通して災害発生時の活動内容などを伝えた。

 同救助隊の藤川英隆さんによると、近年はサーフボードに似た大型の板の上に立ち水上を移動する「SUP」に関する事故が増加しており、相模川河口における水上バイクの事故も目立つという。海辺では、波打ち際から沖に向かって強い流れが発生する「離岸流」が事故原因の5割を占めるなど、海のレジャーでは特に注意が必要となる。

 参加した署員らは、「スローバック」と呼ばれるロープが入った袋を要救助者に向かって投げる訓練を体験したほか、消防本部に配備された津波・大規模風水害対策車が積載する資機材の説明などを通して水難事故に対する理解を深めた。藤川さんは「災害発生時は警察署との連携が不可欠。日頃からお互いの顔が分かるような訓練ができるのはありがたい」と話した。

 同署では先月末にも、横浜水上警察署と合同で水上バイクの事故防止に向けた巡回指導を実施。利用者や相模川河口周辺にある関連事業者などを対象に、マナーやライフジャケット着用の順守を呼びかけた。

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