平塚・大磯・二宮・中井 教育
公開日:2023.07.27
土屋小児童
「元気でね」カブトムシ返す
授業で飼育、地域の里山へ
土屋小学校(五十嵐透校長)3年生の児童が主体となって、幼虫から育てたカブトムシを自然に返すため、7月22日に同校近くにある里山に飼育したカブトムシを放した。
生き物とふれあい、生物学や命の大切さを学ぶための授業の一環。当日は約20人の児童が60匹を1匹ずつかごから木に移し、「ばいばい」「頑張れ」と別れのあいさつをしながら放した。
幼虫は地域の畑農家から提供されたもので「生き物と触れ合う。生き物を土屋に増やそう」を合い言葉に、4月から3年生が中心となって約150匹の飼育に挑戦。理科や総合学習の時間にカブトムシの生態や餌のあげ方、土の手入れなどの育成方法のほか、育てる中で生命の大切さも学んだ。
安池あこさん(3年)は「最初は怖かったけど慣れていった。カブトムシには元気でねという気持ちで山に返した」と授業を振り返り、小松昂平教諭は「子どもたちは生き物の神秘や大切さを学べたと思う」と話した。カブトムシは下級生にもプレゼントされたほか、近隣施設で行われたイベントで譲渡された。
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