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平塚・大磯・二宮・中井 文化

公開日:2023.10.19

まちかど広場で技磨く
大道芸人畠田さん

  • ジャグリングを披露する畠田さん

 平日の夜7時ごろに紅谷町まちかど広場で練習を行う大道芸人がいる。10月13日の夜、いつもと同じように練習するのは馬入本町在住の畠田陽広さん(26)だ。「ジャグリングパフォーマー・ハタダ」と名乗り活動する畠田さんの技に見入って、足を止める通行人も多い。

 額に棒を乗せてバランスを取り、その高さは8メートルにまで及ぶ。ほかにもワイングラスや、デビルスティックと呼ばれる棒を扱うバランスジャグリングなど多彩な技を繰り出し、技が成功すると見物人からも拍手が湧く。「なんとなく観てくれていた人の、目の色が変わる瞬間がうれしい」と醍醐味を語る。

決意の転向

 畠田さんは大学時代に大道芸ではなく、競技としてのジャグリングを始めた。2019年には関西ジャグリング大会で優勝した程の腕前。500以上の技を駆使しながらも新技の開発に余念がない。

 1年ほど前に就職を機に大阪から平塚へ。同時に競い合う競技ジャグリングから「お客さんを楽しませることをもっと考えたい」という思いで大道芸への転向を決めた。日中は会社員として働いた後に、まちかど広場で練習をしている。

 東京や大阪など各地でパフォーマンスを行い、多い時には約300人の観客が集まる。21日(土)には、市内の黒部丘で行われる秋祭りの舞台に立つ。

 「目標は海外のサーカスに出ることと、自分の大道芸で平塚をもっと盛り上げること」と語り、今日も練習に励む。

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