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平塚・大磯・二宮・中井 社会

公開日:2023.11.02

県民ニーズ調査
43%が暮らし向き「悪い」
前年度比約8ポイント増

 「日常の生活費が増え、昨年よりも暮らし向きが悪くなった――」長引く物価高などを受け、生活に不安を感じる県民が増加していることが、県の調査で分かった。

 県が7月14日から8月8日に実施した「県民ニーズ調査」で、暮らし全般や生活意識、暮らしの満足度などについて聞いた。3000人を対象に、調査票の郵送とインターネット調査を併用し、1241件(41・4%)の回答を得た。

 「暮らし向きの変化」を前年度と比較する設問では、「悪くなった(11・8%)」と「少し悪くなった(31・6%)」を合わせた割合が43・4%となり、前年度より8・1ポイント増加した。

「生活費増」8割実感

 暮らし向きが悪くなったとする回答者の理由で多かったのは、「日常の生活費が増えたため」で82・0%(前年度比+10・4ポイント)。次いで多かった「賃金などの収入が減ったため」は、10・7ポイント減少して31・2%だった。今後の見通しについては「暗い」「やや暗い」が計42・0%で、前年度より3・7ポイント増えた。

定住意向は微増

 定住意向を聞いた設問では、「現在のところに住み続けたい」が61・4%で最多となり、「県外へ移りたいは」最少の7・6%。前年度との比較では、どちらの回答ともに1ポイント程度微増した。

 暮らしの満足度で最も重要度が高かったのは、「病気やけがの時に、いつでも適切な診断や治療が受けられること」で、5年連続で一位。犯罪や交通事故、公害のない暮らし、良質な水の安定供給、交通の便の良さといった項目も、それぞれ90%を超えた。

 県行政に対する要望の上位は、「治安対策」(49・4%)、「防災対策」(47・2%)、「医療体制の整備」(36・3%)などだった。

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