平塚・大磯・二宮・中井 社会
公開日:2023.11.16
自転車用ヘルメット着用
「努力義務」なぜ必要?
自転車に乗車する際のヘルメット着用が、4月1日から努力義務された。なぜヘルメット着用が大切なのか、平塚警察署に話を聞いた。
警察庁の発表によると、県内のヘルメット着用率は7月時点で8・4%。努力義務化直前の3月と比べると、約2倍に増えた。
自転車による死亡事故のうち、6割から7割は頭部のけがが原因という統計もあり、同署はヘルメット着用の必要性を呼び掛けている。ヘルメット着用については努力義務のため罰則はないが、「将来的には罰則が設けられる可能性もある」と同署は話す。
平塚署管内では11月7日までに650件の人身事故が発生し、そのうち210件が自転車の関わる事故だった。昨年と比べると56件減少したが、県内54署のうち2番目に多かった。同署は四之宮、代官町、老松町を重点警戒区域に指定し、自転車事故の防止に取り組んでいるという。
自転車は「軽車両」に位置づけられ、車と同じように道路交通法を守る必要がある。左側通行の順守をはじめ、信号無視や一時停止、夜間の無灯火、飲酒運転などは違反となる。
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